カメックスメガバトルに参加するにあたって
カメックスメガバトルについての考察と発信です。
カメックスメガバトルの概要は下記URLにてご確認ください。
※外部サイト(ポケモンカードゲーム公式ホームページ)に移動します。ご注意ください。
準備する持ち物
デッキ
言わずもがな。大会用の他にも2〜3個あればフリー対戦を楽しめます。優勝を狙う人は不要。
差し替えのカード
数枚で抑えましょう。確実に邪魔になります。
セカンドステージパス
こちらは権利者のみ。できれば紛失時のことも考えて参加者IDも控えておきたいところ。
防寒具
早朝から並ぶ場合必須です。非常時用の保温シートはかさばらないためオススメ。会場内は暑いので、当日は着脱できる服装がベストです。
レジャーシート/クッション等
待機組またはご家族で来られる方。
特典引換券
「カメックスメガバトルスペシャルパック」を購入時に付属している引換券を持っていくと、ゼニガメとカメックスのコインがもらえます。ご購入されている方はお忘れないよう。
現金
当日は会場限定グッズが販売されます。再販なしのレアグッズなため、スリーブなどは数点確保しておくことをオススメします。
おにぎりなどの軽食/飲み物
食べ物は会場外のコンビニでも調達できますが、昼頃にはありえないくらい混雑します。またタイムスケジュール的にもゆっくり食事をする時間はまず無いので、簡単に食べれるものを用意しましょう。また、飲み物は入場時に一口飲むようチェックがあります。
待機について
前大会を基準にすると、初卓に着くためには7:00前後には会場に着いていないと厳しいと考えてください。今回は午前中にBWレギュでの大会が無いためその分広くスペースを取るとは思いますが、初卓を取れないと10〜40分は対戦を待つことになるため明らかに不利です。 あらかじめ交通機関の時間を抑え、当日はできるだけ早めに会場入りしたいところ。
初めて参加する方へ
まずはこの記事を読んでいただいてありがとうございます。
さて、今回の大型公式大会は、言わばポケモンカードのお祭りです。小学生以下のお子さんからお父さんお母さんの幅広い世代まで、共通のゲームを通じてコミュニケーションが取り合える素敵な場所です。
もちろん優勝を目指して戦う人もいますし、カードの交換目的や、とにかくたくさん対戦がしたいと思って来ている人など、プレイヤーさんの趣向は本当に様々ですが、根本的にはポケモンカードを楽しむぞ!という目的を持ってみんな遊びに来ています。
お一人で来る方は、会う人、対戦する人とたくさんお話ししてみてください。3on3のチームバトルも、入り口付近にいれば見知らぬ人とチームが組めます。そして確実に友達が増えます。是非能動的に動いてみてください。
ご家族で来られる方は、是非子供さんと一緒に、そして子供さん以上に楽しんでください。ルールを知らないというお父さんお母さんは、ポケモンカードにちょっとだけ興味を持って、子供さんと遊んでみてください(当日はティーチングコーナーもあります)。家族全員でコミュニケーションが取れる場は、日本中探してもここまでの規模はなかなかないと思いますので、そんな貴重な場を目一杯活用してください。
初めての大会ですので、勝ち進むという意味では難しいと思います。ですが、そんな勝てる勝てないの世界を垣間見つつ、色々な人と交流して、終わった後に楽しかった!と胸を張って言える1日になったのであれば、一プレイヤーとして、ポケモンカードのファンとしてとても嬉しいです。
メタデッキと環境考察
ここからはガチガチな記事に移ります。ここ一月ポケモンカードから少し離れていたため参考になるかならないかはわかりませんが、大会で対策必須になるであろうメタデッキについて簡単にまとめます。
夜の行進
今期のトップメタ。解答になると言われているグッズロックも、先攻を取ってガン回すことである程度踏みつぶせるため、一方的に強いデッキはおそらく存在しない。初ターンに出る火力は140前後なので、前のEXは基本ワンパンされないと見てプレイングに留意したい。二子玉の管理をパズルかミロカロスで行う。廻しでHPを倍にする。プレミア以下では速度の関係から行進ミラーが多発すると見て間違いないので、対策を考えておきたい。どちらにせよ高度な立ち回りを問われるデッキ。
①ミュウ型
最もベーシックな行進。通常の行進に加えて、次元の谷+バチュル+ミュウで基本エネのみでも行進をぶっぱしてくるタイプ。谷が残っていればよりギラティナで詰みにくい。メガホンとオカルトマニアがよく効く。稀にベンチに行進がいない状態、または特性ロック中に、ミュウで行進を宣言されることもあるので、相手をする側も注意して対戦に臨みたい。
②ビークイン型
バトルフェスタ2015で多かった型。当時流行したグラナンスの草弱点を狙うために台頭したが、今期もジガルデに弱点をつけることから一部で採用が見られる。またビークインがサンダースに対する回答にもなる。進化ラインでスペースが圧迫されがちなのでやや事故りやすい。
悪
事故が少なく、各ポケモン単体のカードパワーが強いため殴りあいに押し負けない強さを持つ。トップメタである行進とオーロットに対して小イベルタルが最強の性能を誇る。構築の幅と1ターンにできることが非常に多いデッキなため、相当量の練習と実戦経験がないと扱いきれない。
①イベルタルゾロアーク型
一般的な悪。使い方はご存知、相手の動きに対応しながら立ちまわる。BREAKしたゾロアークのイカサマが刺さるシーンが以前と比べて少なくなった。また、行進のバチュルはイベルタルの弱点をつき、ゾロアークをワンパンしてくるため、明確な戦い方を用意しておきたいところ。
②ダークライギラティナ型
ピーピーマックスでエネを加速してくるタイプ。闘魂の廻しでアタッカーを2パン圏内以上に持っていくため1匹が倒しにくい。またギラティナが悪の波動のパンプアップ+行進への回答になっており、ダブドラPPから後攻1ターン目にカオスウィール打てることもしばしば。悪ギラティナを突破するにはメガホンとクセロシキがキーカードになるため、相手をするなら後半まで温存しておきたい。
オーロット
先行ミツロットを決めればほぼ勝ち。最短で試合が終わるか、サイレントフィアーの掛け合いで30分以上の長期戦になるかというデッキなので博打感は強い。が、間違いなく強い地雷枠。先攻を取ることがなにより重要なのでじゃんけんの練習は必須。オーロット同士のミラーは不毛の一言。闘に一方的に強く、一定数いる悪に勝てない。バルーン+ソーナンスで130ラインを擬似的にワンパンできる構築も。
闘
コルニを始め、ワンパンを防ぐタスキ、パンプアップ用のレジロック、ストロングエネなど多々ある闘専用ギミックの恩恵を受けてパワーでごり押す。グッズに頼るところが非常に多いのは短所でもあり長所。デッキタイプによって有利な相手、不利な相手が一変するが、バケッチャやイベルタルなど闘抵抗の多い環境なため、打点の計算に注意したい。
①メレシーチャーレム型
対行進を強く意識したタイプ。チャーレムの欠点であったエネルギー確保と育成速度をメレシーBREAKが補う。ヨガキックが素点30を基準に、ストロング20+ストロング20+レジパワー10+レジパワー10+…と上がっていく。比較的簡単に180ラインまで乗せられ、チャーレムはタスキでワンパンされない。
②ジガルデ型
速度と耐久力を優先したタイプ。大地の鼓動で初ターンから80~100飛ばしてくることもしばしば。メインアタッカーであるジガルデが超弱点でないことも重要。上下で紹介しているルカリオやチャーレムを取り入れてバレット風にしているデッキが多い。セルストームの回復が強い。
③ルカリオ型
スクリューブローによるドローの安定性を重視したタイプ。ルカリオメインの場合、レッドカードやオカルトマニア等を多投した妨害型か、ガブリアス等の進化ラインを絡めて構築されることが多いが、非EXにそこまで強くないため母数は少なめか。
鋼
超抵抗を持つため若干ながら行進に強く、安定した火力と速度が出せる。最近はラピッドブラスターの柔軟性からゲノセクトメインが多いが、ギルガルドやハッサムもまだまだ見かける。特性による恩恵を多大に受けているため、特性ロックでターンが止まる。
Mジュカイン
地域にもよるが環境にワンパンデッキが少ないため環境に入り込む。特性の効果を受けないため、一部のデッキに対して圧倒的な性能を持つ。メインウエポンのジャギドセイバーを毒の巣込みの110で打点計算しているプレイヤーも多い。こちらもMジュカイン同士のミラーが課題。対策はワンパンすること。
体系と対策
ここまで数点のデッキの特徴を述べましたが、環境の体系図は下の図のようになります。すべてのデッキを蹂躙できる行進を中心に、その行進に勝てる構築が取り囲んで環境ができていると考えられます。
もちろんその対戦中での運や立ち回りで矢印の向きは簡単にひっくり返りますが、相対的に見るとこんな強弱関係にあると思います。その他のデッキはマッチアップ時に上図のどこを食い潰すかに重きを置いて構築をするべきです。少なくとも、今期のカメックスメガバトルでは多種多様なデッキに優勝のチャンスがあるため、対策すべきデッキを絞って準備するのがベストだと筆者は考えています。
共通して有効なカード
びっくりメガホン/クセロシキ
闘魂の廻しやかるいし、タスキなどの道具をシステムに取り入れているデッキが多数を占めるので確実に挿したいカード。メガホンに関しては2投まであり。道具隠しジュペッタなども。
オカルトマニア
初ターンのシェイミによる展開を防げることがとても大きい。また現環境は特性依存のデッキも多く、メタルチェーンやレジロックのパンプアップを無効にしたり、グッズロックを抜けれる手段にもなるため汎用性に優れる。構築にもよるがサーチャー用と手打ち用の2枚を準備したい。
サイレントラボ
オカルトマニアとと役割はほぼ同様だが相手に割られる可能性が高い。気休め程度。
ちなみに上記以外にも強力なデッキ、対策になるメタカードは複数あります。もっと言うと、敢えてここには書いていないもの、オブラートに包まずに言うともこさんはその辺のカードとデッキを使って大会で優勝すると思いますので、このブログを読んでいる民は結果報告を震えて待っていてください。
まとめ
ぶっちゃけ今期の環境は混沌としています。お互いがお互いを潰しあっているので、どのデッキがファイナルまで勝ち進んでもおかしくない、ある意味カードゲームとしては珍しい環境です。それ故、自分が使い慣れたデッキで最大のパフォーマンスを発揮するのが、優勝するには一番いいのではないかと思っています。
ちなみにもこさんは大阪大会(5/15)と、可能であれば千葉大会2日目(5/22)に参戦するので、見かけたら声をかけていただければ嬉しいです。