イーブイズの ダイビングサーチ!▼
ぬいぐるみの名前はぬめたろうです。
デッキの概要とコンセプト
ラグラージ+オクタン、いわゆる「ラグオクタン」と俗称される組み合わせ。ラグラージでトップドローを固定し、オクタンでドローする、というわかりやすい特性コンボですが、思いつくなら誰でもできます。
しかし、これを「動く形にする」という意味では難しいデッキであると思います。2進化ポケモンであるラグラージを立たせる作業+アタッカーの確保を同時に行わなければいけないので、アオギリ型などプロトタイプのものは多く構築されていると思いますが、第一線で活躍している姿はあまり見ません。
そこで、システム内のラグラージに直接殴ってもらおうという発想に至りました。ラグラージは単体で見ても弱いことは何ひとつ書いていないポケモンですので、うまく構築してやれば化けると思ったわけです。
ラグラージというポケモン
ラグラージには他の2進化ポケモンにはない性能が3つ存在します。
①水タイプであるということ
水タイプなのでデッキにダイブボールを採用することができます。これにより、オクタン+ジャッジマンのリョウ式システム採用にあたって不可欠な、ボール枠の確保が容易になります。また、後述にあるスプラッシュエネルギーの恩恵を得ることもできます。
②古代能力αグロウ
1ターンに2エネ加速することができます。そのため、ラグラージを実質2エネ130打点のアタッカーとして見ることができます。また、ダメージのパンプアップを非常に簡単にできるのも強みです。
③特性
採用理由であるとともにオクタンと最高のシナジーを生み出します。アビスハンドせず単体で使っても強い効果です。
スプラッシュエネルギーと学習装置
ラグラージをアタッカーにする上で弱点となるのが、2進化ポケモン故の育成スピードの遅さです。加えてラグラージは最低でも3エネ付かないと殴れないポケモンですので、前線で戦うラグラージがワンパンされ続けるとサイドレース的に巻き返しできなくなります。
その後続の育成スピードを解決してくれるカードがスプラッシュエネルギーと学習装置です。
スプラッシュをバトル場のラグラージに、学習装置をベンチのミズゴロウに付けておくことで、ラグラージの倒された返しのターンに手札に戻る→アメ進化→αグロウ→ハイドロポンプと殴り続けることができます。
これにより、倒しても倒してもミズゴロウが出てくる不思議な現象を発生させることができます。
基本的なデッキの動き
序盤はベンチに出来るだけたねを並べます。場にテッポウオがいるだけで、ジャッジマン→オクタンの流れをスムーズに作ることができますので、テッポウオさえ召喚できていれば事故ることは少ないです。
また、前線のミズゴロウとテッポウオは殺されることが仕事ですので、どちらからスタートしても構いません。ラグラージ+オクタンを立たせたターンにエリートトレーナーを放つことで、相手を事故らせつつ後続を一気に育てることができます。
中盤以降はダイビングサーチ→アビスハンドで場と手札をコントロールしていきます。サポートだろうがグッズだろうが何でも山札から持ってこれるというチート性能を存分に発揮して、ラグラージを育成+ハイポンで殴っていきます。任意のタイミングで山札からフラダリできるので、生半可なコンプサーチャーなんかよりは抜群に強いです。
ラグラージの火力ライン
通常打点130(小物+2進化)
+
+1エネ160→+サカキ180(EX)
+
+2エネ190(ジガルデ)→+サカキ210(廻し170+一部M進化)
+
+3エネ(ここまで来ると2体目を立てた方が良い)
採用されなかったカード
ダブル無色エネルギー
αグロウは特殊エネも貼れるため、二個玉+水エネで1ターンで殴ることも可能ですが、瞬間火力が70ダメージしか出ません。ファッティとしての役割を遂行するため、速度よりも安定感と火力を重視した結果抜けました。
ちからのハチマキ
鉢巻を巻くより学習装置で水エネを供給した方がハイポンの打点が伸びますし、そもそもエネがないと殴れません。また、130+20という打点がEXをワンパンできず中途半端ですので、貼るタイミングが難しいのも理由です。
マナフィ
置物ですのでフラダリマナフィが負け筋になります。また、マナフィを出したいシーンは「オクタンが逃げる=エネを貼る」ですので、後ろのラグラージが育たず、軽石で十分という結論に。
ミルタンク
水タイプではないので却下。
終わりに
グッズと特性を利用するコンボタイプのデッキなので、各種ロック系には滅法弱いです。進化をアメに頼っているのでオーロットには基本勝てませんし、ダストダスやオカルトマニアで場が止まることもしばしば。
ですが、それ以外のデッキに対してはめちゃくちゃに面白い動きをします。だって山札から何でも持ってこれるんですよ。無料のパソコン通信を毎ターン打つわけですから弱いはずがありません。
ガチ環境でも多くのデッキと互角にやりあえる性能を持っていると感じますし、なにより使っていてとても楽しいデッキです。
これを機に、皆さんもミズゴロウラーになってみてはいかがでしょうか。