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イーブイズの小屋

カードで戦うイーブイズの日常

チャンピオンズリーグ2017のルールについて

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チャンピオンズリーグ2017の詳細が発表されました。1/6現在、オープンリーグの大会形式が前大会と比較して大きく変更されているため、重要なポイントをピックアップして記載しておきます。以下に公式URLを貼り付けておきますので参考までに。


1マッチ2本先取のスイスラウンド形式
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通称 BO3(Best of Three) という海外公式大会で標準化されている形式を、遂に日本大会でも取り入れました。予選のみですが、1マッチ50分の2本先取 = 最低でも2戦を行う形式。戦成績が同程度のプレイヤーとの対戦を規定回数繰り返していくことになります。

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公式に記載されていたルールがWCSと異なる点にも注意。つまり、サイド取得枚数に寄らず、勝敗が決まっていない時点で引き分けになる点。ちなみにサイドボード(入れ替え用の予備カード群)も存在しない様子。ここでマッチの勝利条件を挙げておきます。

①1戦目で勝ち→2戦目で決着なし(引き分け)以上
②3戦目で勝ち

また、大事なのは以下の文章。

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先の勝利条件①を目指す場合、制限時間コールの時点でアクティブプレイヤーのターンが終わるまで、つまり相手にターンが返されずに対戦が終了します。オブラートに包まずに言うと、1回勝って残り時間は遅延すれば勝ちという、遅延行為を助長しているようにも取れます。

昨今のジムバトルに多い30分1本勝負の形式に慣れている日本人にとって、この変更は大きく痛いものになるでしょう。時間的プランをよく考えてゲームメイクしなければいけないため、感覚の練習を事前にしておく必要があるかと思います。

 

サレンダーという選択肢
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BO3形式では、単純な割り算をすると1試合あたり15分の時間をかけることができます。良くも悪くもこれは短い時間だと思われる方が大多数でしょう。

例えば、1試合目の最初のターン、あなたは相手に完璧な盤面を整えられました。返しの自分のターン、場にポケモンはいるものの手札が悪く、サイドレースが追いつかないことがわかっているというシーン。

このまま試合を続けても、自分が負けることがある程度明瞭化されている場合、自分のターンにサレンダー(降参)を宣言してゲームを譲る選択肢があります。(ルール上認められるかは公式デスクサポートに問い合わせ中です。)

ここで思い返してほしいのが、勝利条件です。1回負けても試合は続くという性質を利用しましょう。サレンダーすることで、2試合目以降の時間を確保し、「残り時間で2勝する」というプランを作ることができます。無駄な1試合に時間をかけないという考え方を覚えておきましょう。

WCS2015の決勝でもサレンダーの有用性がわかります。

   

Twitterで情報を頂きましたので追記します。

(お互いが決勝リーグに上がれる前提の場合、任意で試合を引き分けにする選択肢が生まれるようです。参考URLを以下に貼り付けしておきます。)

 

情報アドバンテージを稼ぐ

BO3形式は高度な情報戦という性質も兼ね備えています。掻い摘んで言うと「相手のデータは多く」「自分のデータは少なく」提示するようにゲームをプレイしなければいけない、ということです。

1試合目は、相手のデッキタイプはもちろん、各種サポートや【バトルサーチャー】の採用枚数、【改造ハンマー】や【びっくりメガホン】といったピン刺しのカードの有無を確認します。2試合目以降は収集したデータを下にプレイングを行う、ということになります。

具体的な例を挙げましょう。自分が使うデッキが【よるのこうしん】、相手が【白レックウザ】だとして、こちらが1試合目に提示すべき情報、集めるべき情報はどこでしょうか。

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大まかなところでは、【カリン】の有無、【ガマゲロゲEX】の有無、【Δチルタリス】の有無、このあたりが目の付け所でしょうか。もっと細かいところで言うと【クセロシキ】【びっくりメガホン】による【闘魂の廻し】メタなど、着目すべき部分は多いと思います。

1試合してみて「ない」と判断できれば2試合目以降のプレイングの負担が減るでしょうし、逆に「ある」とわかれば序盤からテックカードを想定した立ち回りを行うことができるでしょう。

 

デッキ選択

BO3の最も重要な要素のひとつは、自分が使うデッキをどう選択するかという点です。 ここではBO3の本質にスポットを当てて見ていきましょう。

まず第一条件に、「能動的に勝てるデッキであること」です。

例えば【ルナアーラGX】デッキや妨害札を多く積んだ【ルガルガンGX】デッキなどの耐久向け、受け身なアーキタイプはBO3に不向きです。なぜなら50分の時間制限というシビアな拘束の中で攻め手に欠ける選択肢が多いのは、ある種の自殺行為だと言えるからです。

その点、【よるのこうしん】や【MレックウザEX】などのアーキタイプは、中~高打点をコントロールすることで「時間を操作できる」という意味で優秀な特性のデッキだと言えます。

そして、第二に「使い慣れたデッキであること」です。

先述した通り、BO3は高度な情報戦が繰り広げられます。自分のデッキプールはもちろん、相手の使用したカードも対戦と並行して頭に入れていかなければいけません。その際、相手のデータを整理する脳の容量を大きくするため、ある程度使いこんだデッキを握ることをおすすめします。

また、本大会では海外と決定的に違う点があります。それは、「予選がBO3、決勝リーグがBO1であること」です。

例えば【ファイアロー】入りの【ゲッコウガBREAK】デッキを見てみましょう。この有名なタイプがWCS2017の決勝まで足を進めることができたのは、BO3形式に準じたデッキだからです。このデッキは【ファイアロー】のスタートパワーありきのデッキ構築ですので、6割で【ファイアロー】スタートするこのデッキでは、確率さえ収束すれば、1試合が【ケロマツ】のスタートであっても問題はありません。

一方、日本でメジャーなBO1形式では、「1回でも【ケロマツ】スタートした時点で負け」というシビアな条件に変わってしまいます。これは日本と海外で構築に差がある理由のひとつでもあります。

そのため、本大会ではBO3だけでなくBO1で戦うことを踏まえたデッキを選択する必要があり、メタゲームをしっかりと考えた上でデッキを握らなければなりません。

 

結論 

概説すると、BO3形式はいままでと勝ち方が大きく変わるということ。50分2本先取という形式になるべく早めに慣れておきましょう。

BO3についてはあまり詳しくないので、雑記程度ですがこのくらいメモ書きしておきます。その他気付いたことがあれば随時更新していくつもりです。

 

※追記 クリーチャーズの記事で面白そうなものを見つけたのでURLを貼りつけておきます。