イーブイズの小屋

カードで戦うイーブイズの日常

New!これからポケモンカードを始める方に①

f:id:moco470:20170719133636p:plain

ポケモンカードのデッキ構築の基礎について解説します。

はじめに

アローラ!

サンムーン環境になって以来、ポケモンカードプレイヤーの新規参入者が段々と増えつつあり、非常に嬉しい反面、デッキの作り方やカードの使い方などインターネット上に情報が少ないという実情があります。

ここでは、「公式大会に参加する前に、あらかじめ基礎知識を身に付けておきたい!」「対戦でなかなか勝てないので、ポケモンカードの基本をおさらいしたい!」という新規プレイヤーの方に向けた、デッキ構築の基礎について紹介していきます。

デッキ構築の土台

たねポケモンの枚数

f:id:moco470:20170305212508p:plain


ポケモンカードはポケモンがいないとゲームができません。なので、たねポケモンは少なくとも8枚は欲しいところ。理由としては、主にマリガン率に起因します。

たね8枚のデッキでは、初手の7枚を引いた時にたねポケモンがいない確率は約65%、±1枚で前後に5%ほど。3回に1回はマリガンしますが、後のゲームメイクを考えてもこの程度の枚数が理想的でしょう。

ちなみに、ポケモン全体での総枚数はたね主体のデッキで10枚程度、進化主体のデッキで15枚程度になります。

エネルギーの枚数

f:id:moco470:20170305212510p:plain


初心者のうちは、やや多めに入れるくらいの気持ちでいいかもしれませんが、一部の特殊なデッキを除いて、エネルギーカードの総枚数は少なくて8枚、多くても12枚でデッキが構成されることが多いです。

理由はシンプル。エネルギーは1ターンに1枚しかポケモンにつけれないからです。

ポケモンカードのデッキの総枚数は60枚なので、入っているエネルギーが12枚だと計算しても12/60=1/5ですから、【プラターヌ博士】を使えば1枚はエネルギーを引ける計算になります。

ポケモンカードの1試合で回ってくる自分のターンは平均9〜10ターン。必要過多にエネルギーを入れると、例えば、「【プラターヌ博士】で引いた7枚のうちの3枚エネルギーを引いてしまった」=「2枚のエネルギーはこのターンに使えないので、実質5枚分のドローになってしまった」となりデッキパワーが落ちてしまいます。

ドローサポートの枚数

f:id:moco470:20170305212512p:plain


初心者はまず、【プラターヌ博士】4枚+【N】4枚(+【リーリエ】2枚)から構築を始めます。

ジムバトルに参加していると、「事故った!」というプレイヤーをよく見かけます。そのようなプレイヤーに対して個人的に思うのが、「その事故は起こるべくして起こった事故なのでは?」という感想。大概のデッキが【プラターヌ博士】4枚、【N】2枚ように、ドローサポートが少なめに構成されているのです。

ポケモンカードでは基本的にドローはサポートでしか行えません。先述にもある通り、各ターンで毎回サポートを使うには、ドローサポートの現物が10枚程度あればほとんどの確率で事故が起こらないはずです。

カードゲームは手札の枚数が多いほどプレイの選択肢が広がり、ゲームを優位に進めることができますので、ドローサポートの有無はデッキの死活問題だと言えます。

ボール系統の枚数

f:id:moco470:20170305212514p:plain


【ハイパーボール】4枚は確定。たね主体のデッキは【ネストボール】を1〜2枚、進化主体のデッキは【レベルボール】または【タイマーボール】を2〜3枚を入れます。

当然ながら、ポケモンカードは戦うポケモンがいないとゲームが出来ません。ボールはポケモンのサーチと山札の圧縮(=欲しいカードを引く確率を高める)の役割があり、擬似的にデッキ内の生き物の母数を増やしている、と解釈することができます。

ボールに関しては枚数があっても腐ることが少ないので、スペースがあるなら積極的に採用することをオススメします。

デッキ構築基礎のまとめ

ここまでがデッキの基礎。最初のうちは上記の枚数を守ってデッキを組めば、一方的にボコボコにされることなく、取り敢えずポケモンカードができます。

ちなみに、ざっくりしたデッキの骨組みを見るとこんな感じ。どのデッキでも40枚弱は同じ種類のカードで構成されており、ここからポケモンやトレーナーズを増減させて、ゲームでの動き方がスムーズになるように調整していきます。

f:id:moco470:20170305212516p:plain

より強いデッキを目指して

f:id:moco470:20170305214520p:plain


また、大概のデッキで採用されるカードには【バトルサーチャー】【フラダリ】【すごいつりざお】【シェイミEX】があります。これらのカードはデッキパワーをより上げるため、また強力な妨害札・リカバリー札のため、頻繁に採用されます。

実際のデッキでは、まったく新しいものをゼロから作るようなパターンはあまりありません。既存のレシピから10枚~15枚をアレンジして作っていくイメージになります。

おわりに

筆者がこの記事を書いた理由として、ここ最近のジムバトルで新規プレイヤーさんから「デッキを診断して欲しい!」という声が多く、いざレシピを広げてみたら【プラターヌ博士】が入っていなかったり、【ハイパーボール】が2枚しかないなど、デッキ構築の基礎的な部分の理解ができていない、というシーンが多々あったためです。

昨今のポケモンカードでは、EXやGXなどの大型ポケモンの登場で、育てたポケモンの場持ちが良く、ワンパン合戦というよりは殴り合いがメインになっています。あれこれ相手のテンポを崩すよりも、早く自分の場を完成させられるようにデッキをチューンした方が、結果的に勝率が良くなるかと思います。

つまりは、早くポケモンを出して、毎ターンエネルギーを貼って、ちゃんとワザが打てればポケモンカードは勝てるということ。是非60枚のカード全てを潤滑に回せるようデッキを組んでみてください。